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2021/08/24(火)
今年もまじめに考える
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去年に続き、終戦の日前後に放送された特番2本を見ました。 1本目は、昨年同様テレ東系の『池上彰の戦争を考える』。昨年、今までゴールデンタイムだったのに日中の放送になっちゃった…と書きましたが、今年はついに地上波じゃなくてBSのみ(しかも1時間だけ)の放送に。もうほんとに、池上さんを出したところで、芸能人をひな壇に並べて池上さんが「いい質問ですね〜」とか言うような軽い番組じゃないと視聴率取れないんだろうな。来年はテレ東はこの番組を放送してくれるんだろうか…。 今年は東京大空襲がテーマでした。戦災孤児の人たちが当時の記憶を振り返るのですが、決して思い出したい記憶では無いだろうに、こうして語ってくれるのは、皆さん90歳を超える年齢、今のうちに言い遺しておかないといけないという気持ちからでしょうか。もう戦争を実体験として語り継げる人はいなくなってしまうんだなあ…と改めて思います。
もう1本は、NHKスペシャル『銃後の女性たち』。当時の「国防婦人会」がテーマになっています。 (詳しくはこちら→ https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/pGX6DpAa6l/) ちなみにこの番組の冒頭、朝ドラ『カーネーション』のワンシーンが流されていました。あのドラマの戦時描写が放送当時、反日的だとか言われてけっこうネット上で叩かれていたなあ…。気のせいか(気のせいじゃないと思うが)、それ以降の朝ドラで主人公が明確な反戦の姿勢を見せることは無くなってしまいました。 話を戻して。この番組でも、90歳を超える人たちが、国防婦人会で活動していた母親を思い出して話してくれています。 こうした特番を見ていて共通して思うのは、国はいざとなったら国民を守る気などさらさら無いんだなあ、そして国民は国と一体化して同調圧力をどんどん強めていってしまうんだなあということ。もしかしたらコロナ禍の現代でも、私たちの特性はあまり変わっていないかも知れません。 なんとも暗くなってしまいますが、そうは言ってもまだまだ何を発言しても命が危ない時代ではないので、言いたいことを言っていきたいと思います。そんなわけで、オチはありませんが(いつも無いけど)このへんで。
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