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2021/09/09(木)
ツイッターは難しいのです
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京急の踏切脱線事故からおよそ2年を経て、県警が運転士を書類送検することに決めたとの報道を受けて、ついついツイッターに、こんなツイートをしました。
運転士さん書類送検か…。京急はもう、スピード最優先の考えから脱却したほうがいいんじゃないかと思います。こういうこと言うと、京急ファンの皆さんに怒られそうなんだけど。
なんでわざわざこんなツイートをしたかと言うと、事故後の早い段階から、報道などで、会社側の安全対策に問題があるのではないか…という指摘がなされていたからです。踏切支障を運転士に知らせる信号がかなり見にくい位置にあり、また即座に非常ブレーキを使用するという内規になっていなかったことから、時速120kmから踏切までに停止させるのは困難だったのでは無いか…など。 だから、今回県警が、責任は会社側には無く運転士にあると判断したことに、違和感があったのです。いや、たとえ法的に責任を問うのは難しいとしても、鉄道会社として可能な限り安全な運行を維持する責任はあるでしょう。なので、今回このようなツイートをするに至りました。 一方で、京急ファンには熱狂的な人が多く、ちょっとでも批判すると炎上しかねないこともわかっている(事故直後も「踏切に進入したトラックが100%悪いだろ!京急は100%悪くない!」などといったツイートが目立ちました)。それで「こういうこと言うと、京急ファンの皆さんに怒られそうなんだけど」などと書いて、暗に「怒んないでね」…と(何という情けなさ)。
で、1日経ってツイッターを眺めてたら、自分のツイートに1件の引用リツイートが。どうしよう、バカとか死ねとか書かれていたら…(←小学生か)、とビクビクしながらそのリツイートを見てみた。そのままここで引用しちゃいます。
京急は速度最優先ではなく、その速度を支えられる技術があります。かの事故から速度を捨てろというのは技術の否定になり、尚更に事故が増すでしょう。その時の速度が80km/hだったなら事故が起きなかったのか?もっと無謀な閉塞区間の設定だったかもしれませんよ。
ううう。バカとか死ねとかは言われてないけど(当たり前だ)、やっぱり反論されているな。 私はツイッターで言いたいことを言ってる(書いてる)だけで、議論などはしたくないのです(だったらチラシの裏に書いてろ、と言われそうですが、それはそれで寂しいので)。なので、ほとんど誰も見ていないこの場を使って、反論…ではなく説明(言い訳)をさせていただきたい。
「スピード最優先」という書き方にちょっと語弊があったかも知れないけど、私は京急がもっとスピードを落として(相鉄ぐらいゆっくりした速度で)運転すべきだなどとは思っていません。ただ、高速で運転するならそれ相応の安全対策を取るべきだとは思っています。「踏切で障害物を検知するたびに非常停止してたら、定時運転などできないだろ!」という意見もあるようですが、ちょっとでも危険が予測されたら安全を優先すべきで、定時運転の優先順位はその次だと思うのです。 そして、技術も大事だけど、それを機械的にバックアップするシステムがさらに大事。技術というのが、もし職人芸的な運転技能や運行管理などを指すとしたら、人間による技術の継承だけに頼っていては、いずれ限界を迎えるのではないか…と思います。
…などとグダグタ書いていて、自分でもよくわからなくなってきたら、先ほどの反論リツイートに対して、さらに別の人がリツイートしているのを見つけた(また引用してしまう)。
個人的な感想だけど、その速度を支える技術が運転士の技量や指令、人の手のみに支えられているとするならば、早めに脱却した方がいいんじゃないかとは思いますけどね。
そうそう、それが言いたかった!自分と違って端的!…うう、ツイッターは難しいなあ。 しかし、やっぱり京急に関心のある人は多いんですね。日頃、相鉄に関してツイートしてもほとんど反響はありません。平和でいいんだけど。
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