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2022/08/24(水)
キンキンクーラーと扇風機
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はあーあついあつい。毎年のように言っている気がするな。すみません。 コロナ禍以降クルマ通勤になって、エアコンフル稼働の環境(マスクも取って)に慣れてしまったので、時々電車に乗ると、ぬるい冷房になかなか汗がひかず、汗かき人間としては困ってしまいます。 そう言えばこの前聴いていた地元ラジオ局で、常連リスナーが「自分のように35度にも慣れている人間は、30度を涼しく感じる。25度に慣れている人間は、30度でも暑く感じる。人生も同じで…」などとメッセージを送ってきていた。何だよ、この暑いのにエラソーに人生訓かよ。聞かされるこっちは暑さ倍増だよ…
話がずれてしまった。電車の冷房の話をしたいのであった。昔は小田急の江ノ島線なんかに乗ると、それこそ寒くなるぐらいガンガンに冷房が効いていたものでした(海水浴客向けにサービスしていたのかな?)。後年、通学で多摩線を利用していた頃(90年代後半)も、まだ冷房キンキン電車が多数走っていましたが、2000年代に入ってそんなガンガンキンキンの強冷房がサービスと思われた旧時代の車両は淘汰され、省エネかつ適切な温度管理ができる新型車両ばかりになってしまいました。もうこれは時代の流れだからしょうがありません。
あと、電車の天井についている扇風機。これもここ数年で急速に淘汰されてしまいました。扇風機で冷風を拡散することで、体感温度がだいぶ違うんですよね。今こそ扇風機を復活させてほしいけど、髪が乱れると言って嫌がる人が多いんだろうな。 相鉄の扇風機車両も、都心直通へ向けた車両置き換えでついに全滅。子どもの頃の相鉄は、まさに扇風機王国(?)だったのに。 低めの天井に、6000系なんかだと日立製のでっかい扇風機がついていて(7000系の後期車では国鉄と同じ平べったい扇風機)、真ん中に相鉄の旧社章であるマル相マークがついていました。窓脇には扇風機スイッチがついていて、車掌さんによっては「ご自由にご利用ください」と放送していました(さらには「この電車は全車自動窓となっております」とか)。昔は、冬場になると扇風機にわざわざカバーをつけていたな(かつては相鉄ストア、後にローゼンの広告が貼ってあった)。車内のいちばん先頭部についていた壁掛け扇風機(家庭用)も懐かしい。 近隣の各線の新型車両が、みな扇風機に替えてラインデリア(天井埋め込みの横型ファン)を装備し始めた80年代。満を持して登場した新7000系にも当然付いているのだろう…と子ども心に期待していたのに、天井には今までと変わらずマル相マークの扇風機が並んでいた時の落胆と言ったら(翌年の増備車からはラインデリアになりました)。
相鉄と扇風機の昔話をしていたら止まらなくなってしまった。すみません。 こんな私ですが、まだ物心もつかないさらに幼い頃は、電車の中で扇風機を見るとわんわん泣き出してしまう困った子どもだったと、後年親から聞かされたものです。何でなんだろう。どこかネジが外れた子どもだったのだろうか…。 ずっと不思議に思っていたのですが、数年前に泊まった温泉旅館の深夜の大浴場。客は自分一人。脱衣場の天井には、いかにも年代物な金属製の大きな扇風機が。ふと、スイッチを入れたら轟音を立てて回りだす姿を想像して怖くなり、その扇風機には手をつけず、服を着てそそくさと退散したのでした。三つ子の魂百まで、扇風機恐怖症は心の奥底に残っていた。やっぱり今でもネジが外れているのです(笑)。
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