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2023/02/11(土)
足尾まで行った男
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東武鉄道で「日光・足尾ルートパス」という期間限定の乗車券が発売されていたので、せっかくだからとノコノコ出かけてまいりました。横須賀を昼過ぎに出て、始発駅の浅草へ。地下鉄を降りると、ホーム上の人の多さに驚く。コロナの行動制限も無くなり、だいぶ観光客が戻ってきたのでしょうか。 キャリーバッグを手にした外国人の姿も多く見かけました。しかし、地下鉄の浅草駅はバリアフリーどころかバリアだらけのバリアフルで、皆さんわっせわっせと荷物を抱えて大変そう。これでオリンピックの観光客を予定通り迎え入れていたらどうなったのだろう…と思ってしまう。 浅草から東武特急に乗って北上し、この日は群馬県内の国民宿舎に宿泊しました。夕方の大浴場には数人の先客がいたのですが、どうも宿泊客は自分一人みたいだ。客一人に対し、従業員数名。なんだか申し訳無くなってしまう。サービスのグラスビールを1杯飲んだだけでいつものように急激に眠くなり、部屋に戻ってすぐ寝てしまいました(で、夜中に目が覚めるのですが。老人か)。
翌日は、きっぷ購入者特典の、無料足尾銅山ガイド付きツアーに参加(要事前申込)。こちらも、参加者は自分一人。マンツーマンでガイドしていただきました。申し訳無い。ガイドは、ご主人が銅山で働いていたという女性。渡良瀬川流域の市町村から見学に来た人の前で「古河さんが…」(足尾銅山を運営した古河財閥)と説明すると、「なぜ、さん付けをするのだ!」と怒られたと言う。流域では、鉱毒事件は過去のものでは無く、複雑な感情があるのかも知れないな。 近隣に飲食店が無いということで、途中ガイドもしていただきつつ、日光へ向かう途中にある食堂まで、車で送っていただきました。ソースかつ丼が美味しかった。ひとり電車旅だと、こういう地元の隠れた人気店に寄ることが少ないので嬉しい。ここからはバスに乗って日光へ向かい、帰宅しました。 そんなわけで。「日光・足尾ルートパス」は3月末までの販売とのこと。少しでも足尾を訪れる人が増えるといいなと思います。
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