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2005/03/14(月)
焦げ鍋
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昨日、日曜日は断続的に雪が降るという、「おいおい今は本当に3月かよ??」と思ってしまいそうな天気でした。 こんなに寒いと、やっぱり暖かいモノが食べたくなります。 ということで、おそらく今シーズン最後になるであろうお鍋を囲むことにしました。 鶏肉に白菜、じゃがいも、エノキ、にんじん、椎茸など、Y−da家のスタンダードとも言える内容で、じっくりことこと煮込んでいるその香りはう〜ん美味しそう。
そこへ姫さまがグズリ始めました。どうやらお腹が空いたご様子です。最近はとみに食べるようになってきたので、今日の夕飯もきっとパクパク食べてくれることでしょう。・・・ そんなに世間は甘くありません。(いつもこうだ)
インフルエンザに扁桃腺を患って、ちょっとへばり気味な姫さまは食事を前にして一段とぐずるのでした。それは本当に「へばっている」のか疑問に思うほどのぐずりようなのです。「何だ?何が不満なんだ?」・・・最初は父ちゃんが食事の対応をしていたのですが、次第にいらつく父ちゃんに今度は母ちゃんまで加わります。さすがに母ちゃんの食べさせ方は年季が入って上手と言えば上手です。しかし、それでも思ったように食べてはくれず、いつしか姫さまの食事に二人とも没頭するのです。・・・何か忘れていませんか?
ようやくあらかた食べさせたところで、ほっと一息したその時です。 「ん?何か焦げ臭くないか?」 「あ、もしかしたらファンヒータからかも。この前も異臭がしたし」 「ああ、そうだったっけ。じゃ、ちょっと消すか」 「まだ焦げ臭いよね??」 「そうやなぁ。。。。。うぉ!!鍋じゃないのか!!!」 「え?父ちゃん消してくれなかったのぉ?」
慌てて台所に行ってみると、おお?煮詰まっているどころか、ダシが完全に蒸発して鍋も具も焦げてます。 「あ〜あ、せっかく力入れて作ったのに、貧相になっちゃって・・・」 母ちゃんはちらりと恨めしげな目を自分に浴びせかけます。エ?オレ?オレが悪いのか???そんな質問を頭から遮るような目です。 何とか無事と思われる具を一人鍋に移し換えて、細々と食を取りましたが、どことなく焦げた味のするほろ苦い鍋でござんした。 その後焦げてしまった鍋に水を張ると、見事なまでに真っ黒になったその情景が何とも不気味でした・・・。写真撮っときゃよかった。
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