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2005/09/30(金)
「お兄ちゃん」と呼ばれて
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金曜日は、父ちゃんが午後から休暇を取ってイオを皮膚科に連れて行きました。2週間ほど前に腕とか足にブツブツが出来ていたため、薬を塗り塗り定期的に経過を診てもらうためです。 しかし、ここの病院は人が多くて1時間や2時間待ちはざらなのが玉に瑕です。イオが大人しくちょこんと絵本でも読んでくれればいいのですが、そんなことをイオに求めること自体無理です。果たしてこの日もあっちウロウロ、こっちウロウロ、少しでも自分の意志に反するようなことがあれば泣きわめき、それはそれは大変なことでした。
で、ようやく診察室の方に呼ばれましたが、このまますぐに診察というわけではないのですからまたまた困ったものです。診察室には何組かの患者さんが待っていて、多分イオは5番目ぐらいに回ってきそうな感じ。もちろん、じっと待つなんて芸当を期待してはいけません。やっぱりウロウロ、ギャーの連続です。 そんな時、ほとほと困り果てた父ちゃんの前に現れたのが年配の眼鏡をかけた看護婦さんでした。棚の上からおもちゃを取り出し、イオの前に差し出して、
「ほら、お兄ちゃん。おもちゃで遊んどいてねー」
え?今何と言いました?もしかして「お兄ちゃん」って言いませんでした?そんな疑問を心の中で呟いた瞬間、またもや
「そうそう、大人しいねぇ。えらいねぇ。お兄ちゃん。」
むはーーー、ちょっと待ってください、どこの世の中にピンクのタンクトップと赤いフリルのズボンをはいたお兄ちゃんがいるんですか?その眼鏡はホンモノですか??? と言いたい気持ちをぐっと押さえて、ただただ「お兄ちゃん」を連発する看護婦さんを見守っていたのでした(だって、せっかくあやしてくれているからなぁ・・・)
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