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2018/03/25(日) サターン初出動:たったひと山、されどひと山
本日は晴れてはいたけど出張りはせずに、自宅のお庭で三脚に載ったサターン赤道儀の使用感を確かめてみました。ポチって5年、記念すべき初の実戦投入です。
まずは、一番の関心事と言えばピリオディックモーション!

自分がまだ駆け出しの頃・・・そう、Newポラリスで天体観望に励んでいたあの日の自分にとって、サターン赤道儀はまさに神のごとき存在でした。
当然のことながら、「これさえあれば直焦撮影が難なくできる」と信じて疑わなかったものです。←Newポラリスで泣かされたので。

今でこそ余計な知識(?)が身について、サターン赤道儀のスペックではホタロンクラスのノータッチ撮影は厳しいだろうと考えるようになりましたが、それでも心の片隅には「神がかり的な追尾精度を持っているかも!」という思いもありました。

ということで、今回サターン赤道儀のピリオディックモーションを確認してみたのですが、その結果は「非常に惜しい!!」の一言でした。

変動したのはたったひと山だけ。しかしそのひと山が絶望的に大きかったのでした。動く量にして50秒程度。
しかしその山の前後では4秒程度の変動量でした。変動量が4秒というのは、この前自分がやったPEC補正後のAXDの追尾精度とほぼ変わりません。
「たられば」になってしまいますが、もしこの大きな山さえなければ、まさに自分が抱いていた「神の赤道儀」になり得たに違いなかったと思います。
いやまぁ、本当に惜しい、惜しいぞサターン。

・・・クランプの締め具合とかで改善できんかな・・・?そんなことを思ったり。

*サターン赤道儀のピリオディックモーションです、左は比較星のカストルです(角距離3.8秒)。大きく変動する前後の挙動は大変安定した動きを示していると思います。

2018/03/24(土) 暗い場所をもとめて
ここのところ週末はいい天気に恵まれます。
23日は上弦の月がでていましたが、夜半頃には月没となるので、3時間ぐらいは撮影できそうだと踏んで、今週も出張ってきました。
一番の目的は、「新しい観望場所(撮影場所?)」の開拓です。

Y−da御用達の「いつもの山」はよく見える場所ではあるのですが、北側は市街地の明かりがひどく、天頂よりも北側の天体撮影には不向きです。
「船長っの場所」は、「いつもの山」よりも暗い場所ではあるのですが、何年か前に通行不能になったと聞いています。

アクセスが良くて、周りが暗くて、あわよくば自宅からおおよそ1時間以内に行ける場所・・・なんてそんな都合が良い場所があるはずないのですが、とりあえずネットで検索した「おすすめの場所」を当たってみることにしました。

行き先は、以前に金星食や金星日面通過を観望した所です。自分にしてみれば「金星記念の地」みたいなものでしょうか。
ずいぶん前に道の駅が出来たりして、天体撮影をするような場所とはほど遠いイメージがあるのですが、物は試しと今回トライしてみました。
してその結果は・・・?

アクセスの良さと観望スペース、西から南方向の開き具合は大変良かったのですが、空の暗さという点では「いつもの山」と変わりませんでした。結構クルマの行き来も多かったので、撮影環境としては「いつもの山」がいいかな、と思った次第です。

2018/03/22(木) サターンが三脚に載った日
サターン赤道儀がついに三脚に載りました。
先月注文していたEM200の三脚(SE-S)に取り付けるためのアダプタが本日到着。

NアトラをSE-S三脚に載せるためのプレートを併用しての今回の取り付けですが、なかなかいい具合にくっついたと思います。
全体の重量も大幅に減り、持ち運びも楽になりました。

次なるミッションは、実際に鏡筒を載せての取り回しと、ポールマスタを使っての極軸合わせの練習と、追尾精度の確認ですかね。

この「三脚取付アダプタ」の他、「鏡筒取付プレート」と「Polemaaster取付アタッチメント」の製作を手がけてくれたコスモ天文工房さまに感謝!!

*サターン赤道儀 with SE-S三脚の全景です。結構かっちょいい!と思うのは自分だけ?

2018/03/18(日) 3/17 出張ってきました
3/17の夜は透明度の良い大変いい夜空でした。
夜半過ぎに結露に悩まされたものの、久しぶりに一晩を通して星見と撮影にはまることができました。

この日の一番の目的は、再PECしたAXDでホタロンノーマル焦点でのノータッチ撮影がちゃんとできることを確かめること・・・だったのですが、「ついでに」と準備していたオートガイドの使用感確認に置き換わってしまいました><;。

オートガイドソフトにはPHD guiding2を使用。撮影中はほとんどの時間ガイドの様子をPCで見ていたのですが、概ね±1.5秒程度の追尾誤差で収まり、ガイド自体も安定した動きでした。
PEC効かせるよりもよっぽどいい結果です。おまけに、、、

PCのバッテリーも2本で一晩持ち、別の電源装置を準備する必要なし。

ガイド用の星も、オートガイダー(CCD)の感度が良いので多少暗くても視野内にある星でカバーでき、微動装置を備えたガイドマウントでガイド星を探す手間が不要。

ということで、ノータッチと同じ手軽さで撮影を進めることができたのでした。
これはもう、オートガイドを主体にして、ガイド星がどうしても見つからないときの予備的処置でPECでのノータッチ撮影というスタイルに切り替えた方がいいかも。

もっとも、追尾精度にこだわったところで、それに見合う腕と空の環境が無ければ片手落ちになるんですが!!

*オートガイドで撮影した触覚銀河です。星はほぼ点になったと思います。触覚部分はバックに埋もれてしまって、何となーく写っているような写っていないような感じにしかなりませんでした。

2018/03/13(火) 久しぶりにVC200L出してみました
ここのところいい天気が続きます。
自宅でいろんなテストをするにはいい機会です。
先日のホタロンノータッチ撮影ではいい結果が出ましたので、欲がでて「ひょっとしたらVC200Lでもイケんじゃね?」と思ってしまいました。
ということで、10数年ぶりにVC200Lを出してみました。おそらく2003年の火星観望以来でしょうか。長い間じっくり燻された割には鏡の劣化などなく一安心。

レデューサ-などはありませんので、ノーマル焦点1800mm F9での撮影ですが、目的は1800mmでもノータッチでいけるかどうかの確認ですから特に問題ありません。
最近よく撮るエスキモー星雲をターゲットに、2分×8枚=計16分間の撮影を敢行しました。ピリオディック3周期分の撮影になります。

。。。で結果は??
残念ながら、8枚全てで星が流れる結果となりました。かろうじて何とか使えそうなのが半分の4枚。やっぱり1800mmの壁高し!!満足がいく結果を残そうとするならオートガイドは必須かもしれません。
でも、オートガイドを使ってまだまだPECを追い込む余地はあると思うので、もう少し精進を重ねたいと思います。

・・・最近PECに執念を燃やしているきがするなぁ・・・

*VC200Lで撮影したエスキモー星雲です。比較的ズレが小さかったものをコンポジットしたものですが、等倍だと星の流れが目立ちます。とは言え、この鏡筒で直焦撮影の結果を残せたのは今回が初めてだったので、なかなか感慨深いものが。。。

2018/03/11(日) オートガイダーでPECする(2)
昨日の続きで、今日もオートガイダーでPECの調整に挑戦しました。
本日は過去のPEC記録をリセットし、AXDの素のピリオディックモーションを捕まえての修正です。

結果としては、ホタロンノーマル焦点(910mm)で問題ないレベルまで星ズレが抑制されました。
ただ、全てオートガイダー任せでは追尾エラーを修正することはできなくて、大きくエラーが出るところは手動で修正を加える必要がありました。と言うか、手動操作も効くとはそのとき初めて判ったんですが!

オートガイダーと自分が全く同じタイミングで同じ方向に修正をかけると、修正量が倍になって失敗!というケースが多発して結構難儀しましたが、「ここはお前な、次は俺な!」と言ったかどうかは別にして、そんな感じで機械と人間の二人三脚よろしく何とか調整が完了しました。

調整後はエスキモー星雲を3周期分+α撮影し、ズレの挙動を確認。昨日見られたいびつな星像は解消され、少なくともピクセル等倍では星の流れはほとんど見られませんでした。
メーカでのPEC調整をせずともオートガイダーを併用しての自前PECで追い込める目処が立ったと思います。
次はいよいよ長年の夢でもあったVC200L(ノーマル焦点はホタロンの約2倍の1800mm)でのノータッチ撮影に向けたさらなる追い込みに挑戦か??

*PEC後にホタロンノーマル焦点で撮影したエスキモー星雲のうち、一番星の流れが大きかった1枚です。ピクセル等倍ですが、微光星もほぼ点状に写っていると思います。

2018/03/10(土) オートガイダーでPECする
先日オートガイドで自宅での初撮影を試みたんですが、準備に時間がかかったり、PHD GUIDINGの調整がうまくできなかったりで、そうこうしているうちに雲が出てきて、初撮影はできず終いに終わりました。
単に手際が悪かっただけの話なんですが、ノータッチだと自動導入で対象天体に望遠鏡を向けたら基本そのまま撮影に入れるのでやっぱりその手軽さは捨てがたいものがあります。

ただ、現状の自前PECでは600mm、数分ぐらいまでがノータッチ撮影の限度で、それ以上となるとPECをもっと追い込まないといけません。・・・が、これまで「キタこれ!!」と自画自賛の調整をやっても、いざ再生してみると「ナニこれ!?」というような結果に終わっていますので、自前PECでこれ以上に追い込めるものか、はなはだ疑問ではあります。

ちなみにAXDにはメーカであらかじめピリオディック補正がなされていますが、ずれてしまっているのか、自前PECなしではとてもノータッチ撮影できる状態にはありません。メーカに再調整を依頼することも考えたものの結構な値段になるので、これは最後の手段としてとっておきたいところ。

そんな時、オートガイダーを使ってPECができないか?と考えました。試したわけではないですけど、オートガイドとPEC調整は排他的な関係にあるわけではなさそうなので、オートガイダーからの指令で自動的にPEC補正をすれば、精度の高い追尾を実現できる可能性があります。

もしオートガイダーの指令がPEC補正に効かなければ、現在600mm、数分ぐらいは満足できる追尾データが飛んでしまうリスクはあるものの、そのときはもう一度調整すればいいさと割り切って、早速トライしてみました。

して、その結果は・・・?
少なくとも手動でやるよりもよい結果になりました。PEC後に前回と同様ホタロンノーマル焦点で3周期分の星の挙動を撮影したところ、全ての写真で同じような星像になりましたし、星ズレもわずかです。

今回は、自分が手動でやったPEC記録をベースにオートガイダーで再補正することを試してみました。しかし、既に入力済みのPEC動作とオートガイダーの補正が干渉したのか、急に星の動きが変動し、収束しない場面もありました。これが星ズレにつながっているんだろうなと思います(そもそも、オートガイド中はPECを活かさないのがセオリーだそうなので)。
とりあえず、オートガイダーの指令でもPEC補正はできることが判っただけでも収穫です。次回は一旦PEC記録を消去して、AXDの素のピリオディックモーションを補正してその効果を確認したいと思います。
明日は晴れるか??

*オートガイダーでのPEC補正後にノータッチで撮影したNGC2903(しし座)です。急な星の動きですこしいびつな形になっています。

2018/03/04(日) オートガイドを試してみました
先月は2度ほど出張って、AXDとホタロン(レデューサ付)でのノータッチ撮影をしたところ、概ねいい結果を得ることができました。
AXDの動作も安定しているので、おそらく600mm、3分の露出までであればノータッチでいけそうです。しかしそれ以上となるとオートガイドを使わないと厳しい感じ。

オートガイドには、いろんなしがらみがあってこれまで手をつけていませんでしたが、よくよく見てみると手持ちの機材でもオートガイドを構築できる環境にあります。
今日は昼から雨に見舞われていたのですが、21時ぐらいから星が見え始め、確認するにはいい機会と捉え、自宅庭でオートガイドができるかどうか試してみました。

AXDにVMC110Lを載せ、惑星撮影用で買ったQHY-5L(カラー)を取り付け、オートガイドソフトは定評が高いPHD Guidingを使ってトライ。オートガイドがちゃんと働くかを確認することが今回の目的でしたので、撮影鏡はなしとしました。

結果ですが、一応ターゲットの星を追いかけていたので、オートガイドは問題なく機能していることを確認できました。
ただ、安定したガイドに持って行くまで試行錯誤の連続でしたので、まだまだ修行が必要です。
PHD Guidingを使うのはこの日が初めてだったので、仕事柄、なじみのあるゲインやヒスの調整はある程度感触をつかめたと思うのですが、その他のパラメータがさっぱり理解できず、何となーく値を振らしてガイドがばたつかないぐらいに持って行くのが精一杯でした。

次の自宅庭テストでは実際に撮影鏡とガイド鏡を同架してオートガイドの効果を試してみたいと思います。それまでに各パラメータが持つ効果を理解しておかないといけないですね。

*調整時のガイディングの様子と、ある程度調整した後のトレンドグラフです。明るく光っている星はしし座のデネボラです。修正はおそらく比例分のみで行われていると思われますが、これに積分も加わればいいかなと思いました。


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