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2005/09/28(水)
世にも恐ろしい絵本の物語・・・
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タイトルがすごい。 何ですかって感じですが、今日は私が最も恐怖を抱いている絵本をご紹介しようと思います。 なんで恐怖?好きな絵本じゃなくて? それは好きなのはいっぱいあるけど、幼い頃トラウマを受けた絵本はたった一冊だからですよ! それではご紹介。
あの絵本を読んだのは、そう・・・3・4才の頃じゃないかしら。 図書館に母と行くのが毎回楽しみで、私はいつもたくさんの絵本を借りていたのですが、その時例のあの本を一緒に借りてしまったのです。
モーリス・センダック 「窓の向こうのそのまた向こう」
知ってる方多いかな。センダックは有名ですし。 絵がとってもきれいなのですよ。きれいなのですが、幼い私には少々表情がリアルすぎたと言いましょうか・・・で、内容は、
お父さんが船乗り(だったかな)で海に出てしまい、母と主人公の女の子とまだ赤ちゃんの妹で暮らしているのですが、ある日女の子が部屋で妹の面倒を見ており、大好きなラッパに夢中になっている時、窓からゴブリンが入ってきて、妹をさらってしまうのです。それに全く気付かない少女は、ゴブリンが身代わりに置いていった氷の赤ちゃんをぎゅっと抱きしめると、その赤ん坊が溶けて思わずギョッとするという・・・
このシーンが怖いんです!
青ざめた氷の赤ちゃんが、床の上で半分溶けかかっている絵を見て、私は泣き叫びました。その時ちょうど妹が赤ちゃんでしたので、更に恐怖倍増!しばらく妹が氷にならないか見張っていたほど・・・ とにかく柔らかくて温かい赤ちゃんが、冷たい氷になっているという発想が怖いです。 そのページ読んでから、あの絵本が置いてある場所すら近づけなかったチキンな私。
んで続きですが、赤ちゃんがさらわれた事を知った少女は、ラッパを持ってゴブリン達を追いかけます。ようやく捕まるのですが、ゴブリンは皆妹にそっくりな赤ちゃんで、どれが本物だかわかりません。そこで少女はラッパを吹いて、踊りだすゴブリン達を川に流してしまいます・・・ このたくさんの赤ちゃんが川に流されるシーンも怖かった・・・
そうして一人残った本物の妹を連れて帰ると、お父さんも海から帰ってきて、それからみんな幸せに暮らしました。というお話。
この絵本を最近図書館で勇気を振り絞って読み返してみたのです。何十年ぶりに。 まあ、恐怖はさすがに薄れていたけど、それでもやはり氷の赤ちゃんの絵は印象的。
どんな絵本か興味ある方は、ゼヒ図書館で読んでみて下さい!
今読むと、え?そんなに怖い??と思うかも知れませんが、幼い私には初めての恐怖絵本だったのですよ。
もし同じ作品で同じ経験をされた方がいらしたら、あなたと私はチキン仲間。
タイトルが世にも恐ろしい〜ですが、こりゃ個人的に恐ろしい絵本の話ですな。別に内容はそう恐ろしくもないしね。
と、いう訳でじーまのトラウマ紹介でしたー。
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