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2006/11/09(木)
小川未明ノ童話ヲ読ム
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なんかもう一週間たつのが早すぎるよぅぅ
今日も大学の図書館をうろちょろしてたら、『1984年アニメーション図鑑』ってのを発見してまいました。生まれ年!
わーミンキーモモやクリィ―ミーマミやメモルちゃんの設定集が載ってるー♪・・・ってなんでうちの大学にあるんだろ(笑)
最近久々に『小川未明童話集』を読み返しました。
小学生の時に初めて読んだのですが、おばあさんが語りかけてくるような優しい文体と、物語のあたたかさがすごく好きで、何度も読み返した一冊です。
で、最近思い出したように読み返してみたのだけど、車内で読みながらもちょっと目の奥が熱くなる話ばかりですな。
別に泣ける話では全くないのですが、なんだろう・・この童話ならではのあったかさが胸にくる。
特に「野ばら」は小学生の時はそんなでもなかったのですが、この歳になって読み返すとじわーときますね。こんなに考えさせる話だとは気がつかなかったよ。
彼の話は短いゆえ、ある種詩のような言葉のリズムと美しさがある気がする。 「しいの実」「月夜と眼鏡」「月とあざらし」などが特に好きデス。
そして小川未明といえば、やはり「赤いろうそくと人魚」ですね。 人魚・・といえばアンデルセンの人魚姫のイメージが強いですが、私はこちらの東洋的な人魚のが印象に残ってます。
私は小さい頃からなぜか人魚が好きで、よくまぁラクガキ帳に描いたものじゃ。そして胸当ては貝殻にするかヒトデにするか悩んだもんだ・・(どーでもいいがな)
人魚というとかわいいイメージですが、私にとって人魚は半魚人と同じ、妖しい、暗いイメージ。
暗い冷たい海の底で、黒髪がこんぶのように揺らめいてる姿を思い浮かべますな。多分これは「赤いろうそくと人魚」からきたものかと。
人魚って必ず美しくて、そして悲しい結末のものが多いですね。 私はこの言葉が持つ、妖しさやもの悲しさが好きなのかもしれないです。
人魚の話で好きなのは谷崎潤一郎の『人魚の嘆き』。 水槽に閉じ込められた人魚・・っていう耽美さがいいです。
童話って、大人になってから読むと、また違う味わい方ができるもの。
一篇一篇に込められたあたたかさと、人と自然に対するやさしさは、ぜひ味わって頂きたいなと思います!
本日絵は最近加速気味の大正〜昭和初期絵。 私はですね、こういう親子にみえて実は夫婦なのよってのに弱いんです。 若者カップルよりこっちの方がイチャつかせがいがある・・一度何かの折に描いてみたいなぁ・・
拍手レス *葉さん るろ剣も書生もキスも気に入って頂けて嬉しいです^^ >「うちの奥さんたらあんまり僕にキスしたくって〜 うわーそのハウルの台詞よいですね!そりゃまぁ髪ひっぱってまでキスされちゃあ、強気な台詞の一つや二つ・・でもソフィーなら「自意識過剰!」って突っぱねそうですけど(笑) あっこんなところでなんですが、お誕生日おめでとうございます!(遅くてすみません)葉さんにとって、実りあるよい年となるといいですね^^
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