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2006/04/21(金)
カレル・ゼマンっていいよね
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えー毎日ギリギリ.comなじーまです。そんな訳でやっぱり心が映画を求めているYO・・・ ので誘惑に耐え切れず見てしまった映画のご紹介〜
「前世紀探検」/カレル・ゼマン
とっても古い映画デス。監督は、ストップモーションアニメで幻想的な映像美を創りだすカレル・ゼマン。
この映画はスピルバーグのジュラシックパークに多大な影響を与えた作品というので、前々から気になっていたのですよ。
内容は少年4人が偶然見つけた洞窟の向こうに広がる恐竜の世界を、河を下りながら探検していく・・・というお話。
古びた画像がなんともいえない不思議な魅力を作り出してますね!
まるで本物がそこにいるような錯覚さえ覚える最近のフルCGもすごいけど、私はやはり一コマ一コマ丁寧に手作業で撮影していく、ストップモーションアニメに愛着を覚えます。
あの人形で作られたマンモスやらトリケラトプスが、ぎこちなく動いている可愛さったらないよ(笑) 遠近法もどこか間違っていて、背景の山も絵ってところがよい。
作品の世界観としては、ジュール・ヴェルヌの「地底旅行」を意識した感じ。
リアルな映像に見慣れている私達にとって、、緊迫したシーンもなくたらたらと進む映画は退屈に思えてしまうかもしれませんが、逆にこの緊迫感のなさが新鮮で面白いと私は思うのです。
この映画が発表された当時は、最新技術を施した画期的映画だと驚かれたという話なので、そう考えると随分映像は進歩したなぁと思えてならない。
今の映画を観てちょっと思うのは、最近の技術は映像のリアルさを追求しすぎでないかなぁということ。 高度な技術によって映画化可能となったファンタジーが多いのはすごく嬉しい。 でも昔の人が苦心して編み出された技術も、忘れてはならないと思うのです。
カレル・ゼマンの映画を観て、久々に作り手のぬくもりみたいなものを感じることができました。
最新のクリアな映像で味わうことの出来ない、独特な世界観を楽しめる作品だと思います。 見てると本当に違う世界に行った気分になるよ(戻ってこい)ってな訳で気になる方はこんな雰囲気ですよ↓ http://www.chelucy.com/nsw/cine/karel_zeman/
そんなんで私はチェコアニメが大好きなんですわ。
挿絵が動き出したり、ドールハウスの中の人形が動き出したりするのが面白い! 色使いも独特で、どこか暗い不思議な世界観を創りだしています。
子供が見たら喜ぶというよりむしろ怯えるような、妙な雰囲気がたまらんなぁ! 内容もかなりシュール・・・というかブラックに近いもんがあるしな。
私が初めてチェコアニメを見たのは高3の時だったかな。 とにかく映像と、あのシュール感にやられてもうた。 つってもまだまだ見てない作品が多いので、これからどんどん見ようと思っている際中。
カレル・ゼマンでいえば「クラバート」が見たいなぁと思ってまする。
後「不思議の国のアリス スペシャルエディション」を見ました。
アリスは何度見てもほんっと面白いね!デズニじゃピカイチに好きな作品ですわ。
あの映像も色使いが素敵だなぁと惚れ惚れしちゃいます。 明るさと暗さがはっきりしていて、影が余りなく、スポットライトをあてた舞台みたいな雰囲気があると思う。
気になったのは台詞が変えられていたということ!
いかれ帽子屋がマッドハッターになってたし、ティーパーティーのシーンの「いかれちまった!」の表現は全て「へんてこりんになっちまった!」に変えられていた・・・
ちょっとショック。現在の日本語表現として適切でないと思われたようですが、やっぱりティーパーティーはへんてこりんでなくて、いかれてるがピッタシだと思うのだよ・・おおう
ついでチャシャネコの幻のテーマソングも聞きました。意外に陽気だ・・(笑) ってかピーターパンの「右から二番目の星」はアリス用に作られた曲だったのね! 冒頭にアリスが歌う曲として作られたのだが、物語の始まりにバラードは似合わないということで、ピーターパンに使いまわされたのだそう。
知らなかったーピーターパンも大好きなんだわ。また見たいよ・・な
実は他に現代的解釈のシンデレラ「EVER AFTER」も見ちゃったりしちゃったのですが、それはまた後で!
拍手レス 18日 *beeさん 「化粧師」は面白いよー!うん。椎名桔平色っぽい(笑)私も原作読んでみたいなぁ。実習頑張りますね!ええ!ガクブル
20日 *18時の方、拍手ありがとうございました!
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