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2007/11/17(土)
パンズ ラビリンス 観賞
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遅くなりましたが、感想をば。
一言で感想をいえば、「残酷なパンズラビリンスのテーゼ」
という訳で、気になる方のみ以下反転↓
残酷な運命に翻弄され、バッドエンドで幕を閉じた、ダークファンタジーですな。
感動でなく、可哀想すぎて泣けた 悲しくてずーんと胸にきて、涙が出てしまうような映画でした。
主人公の少女オフェリアを巡る環境は、現実も空想も残酷で、どちらもリアル。
下手な戦争映画を見るよりも、閉鎖的な独裁社会の中で、弱者が力にねじ伏せられ、怯え、虐げられながらも不屈な反逆精神を持っているところが生々しく描かれてます。
牧神パンに導かれ、3つの試練に立ち向かうオフェリアの姿は、不思議の国のアリスのよう。
現実と空想がリンクし、先に見える不幸な結末を予感させながら物語が進行していくので、ああ!可哀想なオフェリアにちょっとでも救いはないの!とハラハラしてしまう。
それにしても描写はきつい。刃物系がダメな人は、しばらく目を開けられないようなシーンが続々ありますから、要注意。
ただ美術はきれい。衣装も、湿った土の匂いがしそうな建物も、ダークな世界観をうまく作り出していたと思います。
にしても監督、手塚治虫に宮崎駿、高畑勲好きとは!!
確かに、この映画の冒頭シーン、千と千尋と被ります(笑)
久々に見終わった後、しばらく放心するほど、胸にどしーんときた映画でした。
バッドエンドの先にオフェリアが見たものが、甘美な夢の世界でよかった・・ような、可哀想なような
いろんな意味で、胸に残る映画です!
さて、本日絵は一人エチャでLAS(フォトショ加工済)
どっちかっていうと、ほのぼのに走りがちですが、お互い傷つけあい、求め合う関係も好きだわ・・
お互いの触れたくない、人間の芯の部分を抉り合うみたいなね!(表現が残酷だが・・)
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