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2005/09/18(日)
合掌、、、、
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先週、伯母が亡くなり、東京へ行っていました。 74歳でしたが、まだ元気にお勤めしていた伯母でした。 伯母は、すぐ下の妹の娘である私をとても可愛がってくれて、子供の頃から、たくさんの思い出があります。 長野のこの家にも何度か遊びに来てくれました。
病名は「原発不明腺がん」。 現代の医学をもって、十分に検査しても、元の癌病巣がどこであるか発見できない、という癌でした。 そんなことがあるのか、と思いました。 人間の身体には、まだまだわからないことがたくさんあるのです。
命とは、本当にあっけないものだと思いました。だからこそ、日々、大切なのですね。
私の大好きな手塚治虫の著作に、天才外科医を主人公にした「ブラック・ジャック」という漫画があります。 ブラック・ジャックはその神がかり的な手術で次々と患者を助けるわけですが、自分の恩師を助けることができませんでした。 そのとき、ブラック・ジャックは、その恩師の「医者が人間の生き死にをどうこうしようなんて、おこがましいと思わんかね」という言葉を思い出し、苦悩します。
死は、必ず、誰のところにも平等に訪れるものですが、やっぱり、親しい人、好きな人、大事な人にはできるだけ長く生きていてもらいたい、だから医学の発達があるのだと思うのだけれど、やはり、どうしようもない領域というのはあるのでしょうね。
最近、年齢のせいか、親戚に会うのはこのような不幸のときだけになってしまいました。寂しいことです、、、。
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