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2008/02/27(水)
卓球の愛ちゃん
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頑張ってるアスリートを見るのが好きです。
自分に何か反映するかというと、それはないんですが、、、。
昨日、「世界卓球」を見ました。 団体戦で、日本対韓国。 五試合やって、先に三試合勝ったチームが勝利です。 私が見た時には、日本はすでに一勝二敗で後がない状態。 そこから平野選手が勝って、勝負は最終戦のエース対決に持ち込まれました。 日本のエースはご存じ「福原愛」。 それが、今日はあまり調子が良くないらしく、ミスを連発、相手に先行されてしまいます。 それでも、なんとか苦しみながらも2−2に持ち込み、勝負は最終セットへ。ここでも相手に先行され、何度も「もうダメか」と思いましたが、粘りに粘ってジュースに持ち込み、大変な試合を勝利で飾りました。 愛ちゃんは泣いていました。 愛ちゃんが、勝って泣いているのは初めて見たような気がしました。
本当に素晴らしいアスリートに成長したなぁ、と思います。
物心つく前から、日本中に注目され、ちやほやされて、しかし、ときにはバッシングに遭い、とんでもない大人になってしまう可能性は大きかったと思います。選手としてもダメになってもおかしくなかったと思います。 でも、重圧に耐え、苦しいことも練習で跳ね返してきたのでしょうね。
前回のアテネオリンピックのときには、期待された結果が出せませんでした。 帰国のとき、報道陣からの「楽しめましたか?」というおバカな質問に、愛ちゃんは 「楽しみに行ったわけではありません」とはっきり答えていて、頼もしさを感じました。 まだ高校生だったのに、立派な、日本を代表するアスリートだと思いました。
よく、オリンピックや大きな試合で、「楽しんできます」、 そして、負けても「楽しめたからよかった」 とコメントする選手がいますが、私はあれが大嫌い。 莫大な強化費用を使い、たくさんの選手を蹴落として(?)代表になり、大勢のスタッフの思いを持って試合に臨むのに 負けて「楽しめた」だと〜? ふざけんな、と言いたくなります。 そうやって、何か一つでもいいことを考えて、自分を慰めているのかもしれないけれど、あれは公式会見では言っちゃいけないぜ、って思います。 たとえ当たり前のことでも、前向きなコメントが聞きたいです。
私の好きなフィギアスケートの村主章枝さんがトリノオリンピックでメダルを逃したとき、 「それは悔しいです。悔しいと思わなければ、アスリートとしてはダメなんです」って言っていました。
柔道の谷亮子選手なんかも、心身ともに、実に素晴らしいアスリートだと、常々思っています。
そういった点で、最近の私のお気に入りは、これもフィギアスケートの高橋大輔選手。(ワタクシ、フィギアスケート好きです。。。) グランプリファイナルでの銀メダルで「悔しい」を連発。 完璧と思える演技をしても、いつも反省点をあげ、次に向けて、実に前向きなコメントを残してくれます。 頭がいいのでしょうね。 だからこそ、つい数年前に、国際大会で8つのジャンプを全部失敗して転び、史上最低点で最下位だった選手が、頂点まで這い上がってきたのだと思います。 そのときのことを振り返って「もうスケートをやめたいと思ったが、自分の意志ではやめられないところまで来てしまっていた」と言っていたのが印象に残ります。
愛ちゃんもそうなんだけど、やっぱり「自覚」ですよね。
今やっている世界卓球、 そして、来月のフィギアスケートの世界選手権、 この二つが当面の私の「楽しみ」です。
今朝のウチの前の道。 除雪車は来てくれたのだけれど、その下は凍っていてツルツル。 全面スケートリンク状態です。 こうなったら、スパイク付き長靴でないと歩けません。
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