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2009/03/23(月)
続き
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さて、次はジュニアの男子でいよいよ昌磨君登場です。 この大会はちょっと特別で、昌磨君は本来よりも二段階年上のカテゴリーに入れられているのです。 でも、昌磨君はそんな中、ショートプラグラムで1位だったので、第二(最終)グループです。
そうなんですよ、20日の夜、昌磨君がSP1位だと知り、「行こう」と決断したわけです。 でも、今考えると、何位でも行っちゃったような気もします。。。
このジュニア男子は他はほとんど高校生です。 2人中学生がいて、この子たちは全中の時に見たな。 1人の子は全中の時よりずっと良かったですね。 やっぱりこのぐらいの年代って、波が激しいのかなぁ、、、。 そんな中でコンスタントに力を発揮できる、それだけの練習を積んでいる選手が上に上がってくる、ということなのでしょうか。
5級女子のときに私の周りにいたお客さんたちはいつの間にかいなくなり、ちょっと寂しいじゃん、と思っていたら、団体さんが「間にあった」とか言いながら、私の前にズラッ。 後ろにもズラッ。
賑やかになったと喜んだのもつかの間、第二グループの6分練習がはじまってすぐ気がつきました。 この人たちは江口君(SP2位)と辻君(SP3位)の関係者だ。。。
6分練習で、選手たちがリンクに散らばると、周りが 昌磨君を見て 「小さーい」「小さーい」とざわめきました。 でも、ホントなのよね。。。他はみんな高校生、しかも、身長170以上とか、フィギュアの選手としては長身。 そんな中で昌磨君は目立つこと目立つこと。 最初は小ささで目立っているんだけど、滑り始めるとそのスピードで目立ち、ジャンプが始まるとその安定感で目立ち。
昌磨君がジャンプ練習成功させると、拍手するのは私の周りでは私だけで。。。。 今日の侍ジャパンのような完全アウェイ状態。。。 席を移動しようかとも思ったんだけど、先に私がいたんだし、せっかくイスがあったまっているのに、、、と頑張って1人で大きな拍手していました。
昌磨君は第一滑走でした。 で、ご覧のような演技です。 ジャンプの前、私の方が心臓バクバクですが、昌磨君は助走が短いので、血圧が上がる時間が短くてよかったです。
スピンは相変わらず軸がブレず、シットスピンは超低く。 男子では珍しいスパイラルは、短くて「もっと、見たい〜」と思うほどです。 3連続で転んでしまったけれど、これは6分練習でも同じようなことしていたので、何かあるんでしょうね。
上のカテゴリーで戦うときは、演技時間がいつもより長いので後半の疲れが心配されるわけですが、 昌磨君はまったく関係なく、ジャンプもポンポン決まり、終わっても息一つ乱さず、その持久力にも驚かされました。
掲示板に点数が出ると、どよめきが。 高い点で3回転が認定されたとわかりました。本当によかった〜〜。 ずっと3回転ジャンプの練習頑張ってたんですよ。だけど、試合でなかなか決まらなくて、悔し涙にくれたこともあったそうです。。。
普段テレビで見るような選手は3回転ジャンプは当たり前ですが、小学5年の男子がこれをやるのは大変なことなんですよ。 体力、筋力、恐怖の克服、という面からも。。。
全体に、シーズンのしめくくりの大会を丁寧に大切に滑っているように見えました。
最初の滑走であれ見せられゃうと、あとに滑る高校生たちはものすごいプレッシャーでしょうねぇ。。。 ただでさえ「小学生に負けるわけにいかない」と思っているでしょうに。
そんな中、辻選手は頑張りました。彼はどうもショートを失敗したらしく、もう「やるしかない」という気持ちで挑んだのだと思います。 良い演技でしたが、力が入りすぎたのか、後半バテバテで最後よろけてました。。。 ショート2位の江口君は、、、プレッシャーなんですかねぇ、グダグダになってしまって。。。
優勝が決まった瞬間、客席をウロウロしていた昌磨君を見ていたのですが、あまり感慨はないような。。。 自分では満足できない点があったのかもしれませんね。
グランプリ東海の選手は、自分の演技が終わると客席に来て、応援してくれたクラブの保護者や関係者にお礼を言ってまわっていました。 伝統あるクラブって、こういうところから精神的に鍛えられているのですねー。 応援も実に体育会系でした。
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