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2009/06/21(日)
一周忌
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何を書いたらいいかわからないけれど、とにかく書きたいのでつらつら書きます。
昨年六月、事故で亡くなった太鼓保存会の仲間、 I ちゃんの一周忌だった。 I ちゃんの、東京の実家近く、 I ちゃんが眠るお寺へ皆で行った。
もう一年が経ってしまったのだ。。。 とにかく、昨年は私にとって、忘れたいのに忘れられない出来事ばかりだったような気がする。
雨の中、お寺に着いた。 「iwanaga は雨女だったよねぇ」と皆で話した。
この一周忌には、ご家族と親しい御親戚のほか、 I ちゃんの恩師の方や大学の同級生、幼馴染、保健師の仲間、若いころ活動していたサークルの仲間、親しくしていたお友達、役場の上司、そして私たちが参列させていただいた。
その中に、 一年前、I ちゃんが亡くなった時の、私のここの日記を読まれた、という方がいらした。 検索で探し当てたということだった。
「とてもいい写真と、良いことを書いてくださっていて、私はプリントアウトさせていただきました」 と言われた。 私はあのとき、彼女の写真と名前を出すことに、全く躊躇がなかったわけではない。 ネットが与える影響の大きさも知っているつもりだ。 でも、忘れたくなかったし、どうしても何かに残したかったし、私の友人たちにも彼女のことを知ってもらって、その時限りでいいから、冥福を祈ってもらいたかった。
幸い、見てくれたのが善意の方ばかりだった、と思う。 そして、あれを読んで、少しでも心が落ち着き、共に悲しみを分かち合うことができたのなら、 天国の I ちゃんも許してくれることだろう。
読経とお墓参りのあと、会食が用意されていた。 そこで、皆一人ずつ、 I ちゃんとの思い出を披露した。 I ちゃんの、その年代ごとのお友達のエピソードが、そのまま彼女の歴史だった。 この、田舎の村の保健師になってから、ずいぶんと変わったのだな、というような印象もあったが、 それもこれも彼女なのだ。
いろいろ思い出して、やはり、皆、少し泣いてしまったが、 いい一周忌だった。 本人の、そして、ご両親の人柄だろう。
ご両親が、少しだけ元気になられているように思えた。 そして、 I ちゃんの妹さんの子供さんが、昨年の葬儀の時に比べて、とても大きくなっていて驚いた。 残された者の時間は、確実に過ぎているのだ、と思った。
写真は、今が見ごろ、八ヶ岳の野生のオダマキです。
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